R4年度
しまねLFP 事例報告
ローリングストック商品の開発により条件不利地の課題克服
島根では全国に先駆けて県版GAP(美味しまね認証)の取得推進、有機農業の推進に取り組んでおり、安全安心な農林水産物の生産・供給が強みであることから、「しまねLFP」を立ち上げ、県内の生産・加工・販売を繋げ、「美味しまね認証農産物・有機農産物」を使ったローリングストック商品により産地の維持に寄与する産業を育成しました。
新たなビジネスの価値
- ●健康志向の消費者ニーズに応える安全安心な県GAP認証農産物や有機農産物を使用。
- ●ふるさとを感じさせる味付けで、災害時も日常も利用できるローリングストック商品。
日頃の生活の中で少し多めにストックする「ローリングストック」の食品を島根のおいしいものを集めてご提案する島根の「おいしい」に携わる人と人をつないで循環する食の新スタイルをつくっていきます。
そして「ふるさとの味」を消費者、生産者、次世代の子ども達へつないでいきます。
プラットフォームの体制
県内幅広に美味しまね認証取得者や有機農産物の生産農家を中心に、食品加工業者、小売業者、物流業者、観光業者などに参加を呼びかけ、LFPパートナーを参集しました。
内訳 |
生産者:10 流通:4 加工:13 販売:9 金融機関:2 印刷:1 県研究機関:2 その他:6 R5.2月現在 47者 パートナー登録 |
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新しい取組・仕組みづくり
- ●素材のままでは消費量に限界のある生鮮素材を、県内で加工商品にすることで、生産者の収入増に寄与しました。
- ●系統出荷では規格外となり、端材扱いだった生鮮素材についても、新たに取り扱いルートを開発したことで、生産者の収入増に寄与する仕組みを構築できました。
戦略会議を経てビジネスの創出
- ●3グループに分かれビジネスプランを作成し、プレゼンテーションの結果「美味しまね認証・有機農産品を活用した多機能レトルトフードプロジェクト」に決定しました。参画したい事業者を改めて募集し、間接補助事業体を組成し、商品化に取り組みました。
- ●採択に至らなかった「LFPポータルサイト構築と観光農業のビジネス化」、「しまねのワンパク!タンパク!大作戦」も検討を継続し、事業化の可能性をブラッシュアップしています。
- ●間接補助事業以外に、援農ボランティアに関する新たなビジネスをクラウドファンディングにて創出予定です(R5,3月~公開予定)
試作品
試食の様子
3月7日(火)飲食店の僖二成ル食 京橋(東京都中央区京橋2-7-8)にて試作品(ハンバーグ)の試食及びアンケート調査を実施。
2月19日(日)商業施設の広島T-SITE(広島市西区扇町2丁目1-45)のイベントブースにて試作品(ハンバーグ、おでん)の試食及びアンケート調査を実施。
商品化と今後の展開
- ●R4に開発した商品は、県内販売や香港へ輸出を予定しています。
- ●しまねLFPへ参画するメリットをしっかり伝え、パートナーを参集します。パートナー間での自発的な情報提供、課題解決に事務局として伴走します。
- ●プラットフォームの拡大、パートナー間の連携を図り、県全域で新たなビジネスモデルを創出します。
クラウドファンディング(公開前)
- ●間接補助事業者の浅利観光株式会社は、今回のLFP事業でクラウドファンディングを活用しています。クラウドファンディングでは、しまねの「美味しまね認証農産物」を活用したハンバーグを広め、持続的な農業の実現を目指します。
令和4年度
しまね食品産業連携プロジェクト(
しまねLFP)事務局
実施主体:
株式会社ナレッジリンクス
島根県松江市浜乃木2丁目15-7サンビビル2F
LFP専用電話:080-6268-6871
TEL:0852-67-2428
FAX:0852-67-2429
E-mail:lfp@kl-llp.com
問合せ受付時間:平日9時~17時